“山紫水明”
2012年 06月 19日
今日は依頼頂いた作品を渡しに行ってきました。
秋田市の中心部とは思えないほど自然に囲まれている
完成間近の新居にお邪魔したのが4月上旬。
依頼して下さった髙橋様の過ごされた
地元『貝の沢』に雰囲気が似ていたことが決めてだったそうです^ー^
色々お話を聞くと、、、
出勤前に見ると力がわいてきて、
帰宅後に見るといやされる感じがよいとのこと。
そして、書のような絵画のような感じがご希望とのことでした。
お話を聞いた後、
そこの新居を構えようと思われた理由として
『地元の雰囲気ににていたこと』と教えて下さいました。
この景色を感じたくて、行ってきました^_^
実際訪れたことでイメージがかたまり選んだのがこの言葉。
“山紫水明”
意味は、 山紫は、山が日に映えて美しく紫色に見えること。
水明は、川が清く透き通っていること。
四季折々の自然の美しさをあらわす語句なのですが、
貝の沢はやさしく山々に囲まれていて、
温泉もあったりと水も豊富。
やさしく包んでくれるような感覚を覚えたので、
山紫水明の4字で、貝の沢の景色を表現してみました。
もしこれが、富士山や桜島に親しみを持って育った方であれば
全く違った作風になっていたと思います。
額は秋田天然杉のまさめを使用し、
布地も絹地のものを使用して作っていただきました。
嬉しいとき、悲しいとき、
どんな時もそっと寄り添う存在にしていただければ、、、
本当にありがとうございました。
"にほんごであそぼ"で最近でてくる言葉ですが、なんとも心が引き締まる言葉です。
"~せよ!"と言っていないのに、言葉のたたずまいで読む人の心を動かす…。
文字は本当に奥が深いですね。