毛筆デザインオフィス fu-de-signです。“手書き文化を後世に伝える”べく、日々綴らせていただきます*


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木村表装店さんのこだわり

こんばんは。

さて、先日掲載した

木村表装店さんで

使われている

“糊”

への反響の大きさに

驚いています!

そこで、


山形県の和装乃蔵 

( 書画保存修復修理 ・ 表装材料商 )


代表の佐藤 環さんより


詳しく説明を頂いたので


掲載させていただきました*


この糊が伝統本表装
(文化財保護法に関する)に使われます。


冬期間に炊きあげられた寒糊は、


2~3年かけて黒カビの発生が始まります。


黒カビの中にダニが住み着き、


黒カビを食べて排出した酵素を


糊に堆積させていきます。


この酵素が糊を分解していき、


5年以上かけて糊を熟成させます。


熟成が進むとカビも減少します。


酸性化による抗菌作用なのか、


腐敗しない糊に変化していきます。


10年以上の熟成した寒糊は、


表装にとって最高品の糊です。


文化財保護法に基づいた


歴史のある糊です。


古美術保存修復(修理)において


作品の評価を下げない為の重要な


お手伝いをする糊です。


木村表装店さんでは、


すべての表装に


この糊を使われています。




この糊を使うことで


数十年後、


一般的な糊を使用した


作品とは大きな違いが。


私はお世話になって12年。


木村さんに


お願いしている作品は、


この糊を使用していることで


何十年間後に直すことが


可能だそうです。


作品を健康な状態で


たのしんで頂けるのは


書き手として


とても安心です(´-`).。oO


e0197227_19375876.jpg
先日お邪魔した際は、

2割しか埋まってなかった甕が、、、

e0197227_19375783.jpg
今日お邪魔したら

完成してました。

白くてふっくらした

糊をかわいくて仕方ないと

木村さん(´-`).。oO

e0197227_19375812.jpg
この“糊”が仕上がるのは

12年後。

この糊と作品が出会えるように

しっかりと私も書きたいと思います。






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by fu-de-sign | 2018-02-08 19:47 | Comments(0)