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毛筆デザインオフィス fu-de-signです。 “線”にこだわった 本格的かつ遊び心を加えた書作品と 毛筆ロゴ(商品・店舗・タイトル・イベント等) 社訓や社是などのご紹介です


by fu-de-sign
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筆の洗い方

ところで。

先週出演させて頂いている

ABSラジオ

*筆の使い方*

こちらをテーマにしたのですが、

上手く書くためには

筆の状態(洗い方)が

とても重要なので

お話ししたところ、

ためになったとの

感想を頂いたので

改めてこちらでも

お伝えできればと^_^

さて皆さん、

書き終わった筆は

どうしてますか?

しっかり洗ってるでしょうか。

洗っても洗っても

黒い水が。。。

そんな方も多いかと思います。

では、

簡単にですが、

ポイントと流れについて

簡単にm(_ _)m

まず、

書き終わった筆は

書き損じの紙で

余分な墨を吸い取ります。

そして、

ぬるま湯か水で

筆の根元をゆっくり

もみほぐすように

洗ってください。

!!注意!!
洗う際に、

石鹸や洗剤類は

使わないようにしてください!!!

筆の毛は、

動物の毛からできているので

洗剤類を使うと

油分がとれてパサパサに

なってしまいます!

筆を長持ちさせるためにも

使わないでくださいm(_ _)m

そして、

よくある感想に

洗っても洗っても

水が透明にならいない!

こう思ってる方は

とても多いと思います。

そこで、

あくまで目安ですが

ぬるま湯か水を入れたバケツ内で

細かく筆をふり、

こまめに水を変え

墨がでてこなくなったら

オッケーです。

そして、

洗い終わった筆は

どうされてますか?

きゅっとしぼって

すぐにしまったりは

されてないでしょうか。。。

洗い終わった筆は、

まずしっかりと

水分をとります。

ここで目安ですが、

買った時と同じ

形状にしてあげて下さい。

涙型やしずく型をイメージしてもらい、

穂先は中心になるよう

手で整えてあげて下さい。

そして、

ここからが重要!

筆は、

穂の部分を下にして

風通しのいい場所に

陰干ししてあげて下さい。

ここで注意点ですが、

すぐに道具箱にしまったり!
(濡れているとカビて腐敗の原因に)

ペン立てなどに穂先を上にしていれたり!!
(水分が下に落ちてきてこちらも腐敗の原因に)

ドライヤーなど熱風の前で乾かしたり!!!
(生き物のですので、人間と同じでパサパサに)

筆には良くないの避けてあげて下さい。

よく、

弘法、筆を選ばず。

とはいいますが、、、

筆の状態がいい方が

上手く書けることには

まちがいありません。

同じ筆でも、

しっかりと洗った筆と

洗わず放置された筆とでは

そりゃもう雲泥の差です。。。

確実に言えることは、

筆(道具)の手入れを

しっかりとされている方は

お上手だということです。

筆は生き物と植物からできています。

しっかりとお手入れをし

呼吸をさせてあげることで

長持ちし心豊かな時間を

もたらしてくれます*

上手く書きたいのであれば、

筆のお手入れをしっかりと✨

以上、

若干

説教っぽくなりましたが、、、

上手く書くコツ兼ねての

切なる私の願いでした^_^



















by fu-de-sign | 2019-02-07 15:09 | Comments(0)